QUALITY​

品質について​

ジャパックスの品質管理

当社では、お客様をはじめとするステークホルダーの皆様一人ひとりの声に誠実に向き合い、日々、製品の品質向上に取り組んでいます。製品の安全性の保証、法規適合性の確認、不適合品や不良品の発生防止対策の検討と遂行、バイオマスや再生原料などの特殊原料配合製品の生産管理など、多岐に渡る活動を行っております。

とりわけ、40か所の提携工場との連携は、当社の製品品質を支えることに大きく寄与しています。各工場の生産状況や管理体制を詳細に把握することで的確な対応が可能となります。更に、商品に付与されたロット番号及び各生産工程での検査記録から、原料配合→フィルム製膜→製袋加工→包装→在庫→出荷と一貫した生産情報のトレーサビリティを構築し、リスク管理強化や製品の安全性向上の一助としています。

当社が順守する品質管理基準は「JIS規格」をベースにしておりますが、JIS規格にない基準はこれまで蓄積したデータをもとに独自の管理基準を設けて管理しております。これらの管理基準をベースに生産管理及び技術指導を積極的に行っており、定期的な工場監査や工場管理者とのミーティングを通じて、生産状況や管理体制の確認など日々の品質向上に取り組んでおります。また、2022年に本社ビルに新設したJapacksラボにて、商品の試作サンプルから本生産品においてもコンスタントに品質を確認し、必要に応じて原料配合を含めた生産工程の見直しをするなど、継続的な品質の維持・改善に努めています。

Japacksラボ

Japacksラボでは、さまざまな試験機を使用して見た目だけではわからないフィルムの物性を計測し、日々フィルムの性能を確認しています。計測結果は、品質保証や不良品の解析そして新商品の開発などいろいろな面で役立てています。

引張試験機

フィルムを引っ張って破断するまでの耐荷力と伸び率を計測する試験機です。フィルム包装においては一般的な試験で、JIS規格や指定基準を満たしているか確認するときに試験を実施します。また、袋の底シール強度やチャック付きポリ袋のジッパー部嚙み合わせ強度を計測することも可能で、更に治具を変えればその他さまざまな試験ができる万能試験機です。

恒温湿槽

設定した温度・湿度を一定の期間保つことができる実験器具です。-20℃~+150℃の温度設定が可能で製品の耐熱試験に使用します。プラスチックフィルムの中には熱に弱いものもあり、海上輸送や保管環境によってポリ袋の内側が密着する場合や、外袋に入った冊の状態で硬化する場合があります。試作サンプルを使用して高温環境下でも品質が安定しているか試験しておけば不良品発生の未然防止に有効です。

ダートインパクト試験機

フィルムの耐衝撃性を評価する試験機です。プラスチックフィルムは一瞬の強い衝撃で破れることがあります。フィルムの上に所定の高さから半球体のおもりを落下させ、フィルムの破損具合を見て規定の衝撃強さに耐えられるかどうかを確認します。​

エルメンドルフ引裂試験機​

フィルムを引き裂いたときの強度を測る試験機です。フィルムに局所的に負荷を加え、どのくらいの力を加えて破れたかを数値化します。​

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